舞臺は、グローバル。さらなる新薬開発に挑み続ける。
田島
「ビルテプソ」は、部署の垣根を大きく超え、本當に多くのみなさんの協力を得て、患者さんのもとへ屆けることができました。日本新薬は決して規模の大きな會社ではありません。しかしその分、ひとりに任される仕事の領域がとても広く、臨床開発の場合だと、治験計畫の立案から承認取得まで、「自分がこの薬に攜わったのだ」と胸を張って言えるまで、ひとつの薬と向き合うことができます。
杉本
「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」は、主に男児が発癥する希少な疾患です。その新しい治療法となり得る選択肢を、患者さんとご家族に屆けることができました。日本新薬は、このような畫期的な薬をつくる研究開発力がありますし、新たなことに取り組むチャレンジ精神があります。
私自身のことをふり返ると、原薬のプロセス研究をしていた時には、プロジェクトマネージャーとして開発に関わるなんて想像もつきませんでした。さまざまなキャリアの選択肢があり、チャレンジを重ねるたびに、次なる成長のステップを示してくれる會社だと考えています。
大崎
「ビルテプソ」の承認、販売をきっかけに、アメリカでもDMDの患者さん、ご家族、患者支援団體の中で日本新薬、NS Pharmaの名前が徐々に知られてきていると感じます。世界にはまだまだ薬を待っている患者さんや、そのご家族がいます。日本新薬のグローバル開発?展開は始まったばかりなので、これから入社してくる方には、一からいろいろなことにチャレンジできる環境があります。
渡辺
國産初のアンチセンス醫薬品を開発しているように、これまで経験がなかったような新しい薬剤についても、さまざまな専門性を持った人たちが協力しながら研究?開発を進めています。
創薬研究所では、その起點となる化合物をつくるところや、薬効、物性、安全性などの評価など、きわめて初期の段階から関わっていくことができます。こうした仕事に魅力を感じてか、いま東部創薬研究所には若手研究者たちが続々と入社していて、エネルギーに満ち溢れています。ここでの研究は、ますます面白くなっていくだろうと感じています。
田島
「ビルテプソ」は日本新薬にとって、初めて日米同時開発に成功した新薬でもあります。ここまでの道のりは決して楽ではありませんでしたが、同じ年に日米で発売を迎えられたことは、私たちにとって、今後につながる大きな一歩になったと感じています。
グローバルを舞臺にした日本新薬の挑戦は、まだ始まったばかりですから、苦労も喜びも分かち會える仲間たちと一緒に、道なき道をさらに切り拓いていきたいと考えています。